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台湾での日々を綴っております。基本的に自転車ネタが多いです。


by kkatsuhiko
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136ヒルクライム・レース

朝からまたドンヨリとした天気で今にも雨が降りそうな雰囲気・・・この日のBlogでも書きましたが今日は台中縣政府主催のヒルクライム・レース。毎度の事ながら雨のレースは嫌なものです。
レースの方はこちらでっ!(あ~、手抜きだなぁ~・・・移動審判で私もちょろっと写ってますので捜してみて下さいぃ~!!

で、今日書きたかったのはその後の事なんですがレースが無事終了し天気も何とか持ち全体の成績も出て審判の仕事はオワリ!と皆で遅い昼食を取っていたら表彰途中で審判長の呼び出しが・・・

50歳クラスの第6位がナニヤラ文句を言っているらしい・・・で、話を聞いてみると→『スタート前に点呼でゼッケンNo,を確認されていないので失格とはおかしいっ!!(怒怒!!』との事、審判は各自2クラスのレース前ゼッケンの確認を行っておりその点呼に確認出来なかった選手は失格としていたのですがど~もそれに抗議しているらしいのです。

この時台湾語で話していたので分りませんでした、それに私の担当クラスではなかったので人事だったのですが・・・その選手が言うにはヘルメットゼッケンを着けてるから点呼に答えなくてもレース参加になるじゃないか!との事なんですがパンフレットには何時集合、何時点呼、何時レーススタートと書かれており、また点呼で確認されなかった選手は失格となるうえ重々注意する事とワザワザ書かれております。

選手個人の抗議は正式に認められないのでそのチームの監督、コーチを呼び出し再度聞き取り確認と第6位の失格理由を説明、チーム監督とコーチは納得したもののその50歳クラス出場のおじさん収まりません(苦笑 もうこうなると大変ナンギです。
審判長(牧野自行車の周さんが審判長)も負けていません、『アンタが大声で話をするならワタシも大声で言わせてもらう!アンタがまだごり押しするようなら正式に台中縣車連の会議に掛けてアンタが所属するチームの監督とコーチの管理責任を問う。』

そして『これからのレースで競技規則に則らない場合はチームの団体成績とそのチームの登録自体も抹消するっ!!(怒怒怒』と言ったのです。今年から台湾自転車競技界はチームに参加しての選手登録となっており選手個人の競技登録は管理上出来なくなっております。当然、選手は各チームの監督なりコーチなりが管理し選手に色々教えなければなりません。周さんが言ったのはこの部分だったのですがまだ罰則等はオフレコでしかなくまだ話を煮詰めている段階だったので他の審判員もビックリ!(苦笑

周審判長カマシテくれはりますっ(笑
当然、そのチーム監督とコーチ飛び上がって周審判長に謝っていましたが周審判長も収まりません、そりゃそうですよね相手はヘンな理屈捏ねてるんですから・・・で、主催者である台中縣長まで出てきてこの事態を収拾開始、『団体成績には入れず、個人にトロフィと賞状を渡し、賞金はあげないでどう?!』さすが政治家っ!大岡裁きでございます。

台中縣長の面子もありますし審判長の面子も立てまた選手の面子も取り敢えず立ちます。
その選手が所属するチーム監督、コーチともそりゃ情けないぐらい低姿勢で『それでイイです、それでイイです!』と懇願しております。
周審判長も選手も一応納得しましたので、草レースでもありますしこれで好!でしょう・・・これで他のチームの監督、コーチも良く分かったはず、これからレースが続いて行くのである意味良い布石になったのではないかと思っております。
by kkatsuhiko | 2007-04-08 23:00 | taiwan